きょう(2011年12月22日付)の佐賀新聞に、吉野ヶ里遺跡と冬至の関係についてふれられていましたね。
冬至の日に北半球では、
昼間の時間が1年を通していちばん短くなります。
太陽は西の地平線のもっとも南よりから日が沈みます。
逆に夏至の日は、北半球において1年で昼間の時間が長くなり、
太陽は東の地平線のもっとも北よりから日が昇ります。
なんと、吉野ヶ里遺跡にある『北内郭』(きたないかく)の環壕の形が、その方角を指しているのです!
北内郭は、吉野ヶ里遺跡をクニだとすると、
国会議事堂のような役目を果たしたところです。
太陽系の順番は何ですか
ムラムラの長が集まっては、田植えの日や祭りの日など
大切な決めごとを話し合っていたと考えられています。
もっと大切な戦の日を決めるときには、
最高司祭者(邪馬台国でいえば卑弥呼のような人)が
先祖の声を聞き長たちに伝えて、クニはうまく治まっていた
のではないか、というお話です。
その司祭者の住みかであったかもしれない、
高床式住居の跡も、この北内郭の中から見つかっています。
それほど大切な建造物を配置した北内郭。
どのように楕円曲線暗号の仕事はしない
北内郭の環壕は、二等辺三角形のかたちをしています。
画像を見れば明らかですが、
等しい長さの2辺が交わる頂角の2等分線の延長線が
それぞれ夏至の日の出と、冬至の方角を指しているんです。
この日を境にだんだん日が長くなっていくので、
古代には、冬至を1年の始まりとしていたそうです。
大事な位置づけだったので、この方角を向くことにしたのも
うなずけます。
地球はどのくらいの水が含まれていません
ということは、この日を境に春へと近づいてもよさそうなのに、
実際に最も寒くなる時期は、1月~2月ですね。
これは、
夏の間に温まった陸地や海が冬至になっても急には冷たくならず、1ヶ月あまり遅れてやっと冷たくなるからだそうです。
知らなかった~。
太陽の日差しが弱いのと、気温まで同時に推移しなくて
なんだかよかったような気がしませんか?
時期がずれることで、生物の活動をいくらかでもしやすくして
くれているのかもしれません。
明日から少しずつ、明るさが戻ってきます!
期待しましょう(^^)
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