2012年4月17日火曜日

ティラノサウルス科に関するニュース


T-REXの咬む力、陸生動物で最大 3.02.11
  ナショナルジオグラフィック(日) リバプール大 AFPBB
  ヒト、ワニ、T-REX幼体、アロサウルスの頭骨をスキャンし、T-REX成体の大きさにスケールアップし
 た上で、その咬む力を測ったそうです。コンピュータモデルでは、1本の奥歯で35,000?57,000ニュー
 トンに達するそうで、これまで考えられていたより4倍以上大きそうです。
 K. T. Bates and P. L. Falkingham(2012)
 Estimating maximum bite performance in Tyrannosaurus rex using multi-body dynamics
 Biology Letters Published online before print February 29, 2012, doi: 10.1098/rsbl.2012.0056
 アブストラクト(論文フリー)

ヨーロッパおよび北米産の後期ジュラ紀のティラノサウルス類の系統 2.26.12
  この時代にヨーロッパおよび北米から産出しているティラノサウルス上科の標本は、体のサイ
 ズおよび系統において、小型な基盤的なものから最も大型となる後期白亜紀の種の間の移行
 的な位置を占めています。しかし、標本は断片的なものが多く、その系統を理解するのは困難
 です。
 この論文では北米産の断片的な標本に基づいて記載された、Stokesosaurus属の別種として
 英から発見された標本に基づいて記載されたS.langhami 、この双方を再評価し、明確な共有
 派生形質を有していないと結論づけています。両者は姉妹群の関係にあり、英の標本について
 Juratyrant という新属を記載しています。ですから、英の標本はJuratyrant langhami になりま
 す。
 Stephen L. Brusatte and Roger B.J. Benson
 The systematics of Late Jurassic tyrannosauroids (Dinosauria: Theropoda) from Europe
  and North America
 Acta Palaeontologica Polonica in press available online 17 Feb 2012
 doi:10.4202/app.2011.0141 アブストラクト ティラノサウルス科の歯の前後切縁間角度のヴァリエーション 2.26.12
 アブストラクトほにゃ訳です
  ティラノサウルス科恐竜の歯の測定は、獣脚類恐竜の歯列の機能と進化の研究のためと
 同様、系統解析に強力なツールとなっていることが示されている。この分析ではこれまで深さ
 では取り上げられていない変数がデータセットに加えられている。前後切縁間の角度測定は、
 一貫して困難になることがあるが、ここではデジタイザを用いたメソッドが提案された。
 ティラノサウルス科の5つの属、ティラノサウルス、タルボサウルス、アルバートサウルス、ダス
 プレトサウルスおよびゴルゴサウルスが解析された。この場でのデータのみが使用されたが、
 ゆえに、このうちいくつかの分類群においては、この解析からもたらされる情報に限界があっ
 た。測定値はPaleontological Statistics (PAST), version 2.06を用いた多変量解析により解析
 された。この解析には、主成分分析(PCAs)、判別分析(DAs)および正準変量分析(CVAS)が
 含まれている。これら分析の結果から、切縁間の角度はティラノサウルス科の歯のデータセット
 内において大きく寄与することを明らかにした。くわえて、この変数は歯のサイズより歯の機能
 (およびその結果歯のファミリー)と強い関連を示す。この段階で分類群間に見られる変動のた
 め体系的な目的には不十分なようだが、その場でのデータの追加はこのツールの有効性の改
 善に役立つだろう。
 PDF-Plus (520 K) Also read The variation of angles between anterior and posterior carinae
 of tyrannosaurid teeth
 Miriam Reichel(2012)
 Canadian Journal of Earth Sciences, 2012, 49:(3) 477-491, 10.1139/e11-068 アブストラクト T-REXはこれまで考えられたより倍の速度で成長し、はるかに重くなった。10.13.11
  PLoS One に論文が出ています。
 骨格をレーザースキャンしたモデリングで計算。
 成体では体重は6〜8t、あのSueは9500kgになったと推定しています。
 Hutchinson JR, Bates KT, Molnar J, Allen V, Makovicky PJ, 2011
 A Computational Analysis of Limb and Body Dimensions in Tyrannosaurus rex with
 Implications for Locomotion, Ontogeny, and Growth.
 PLoS ONE 6(10): e26037. doi:10.1371/journal.pone.0026037
 Royal Veterinary大プレスリリース 同研究メソッドについて フィールド博物館
 AFPBB(これは日本語です) 中国山東省諸城産出、巨大ティラノサウルス科恐竜記載 4.03.11
  殆ど完全な右上顎骨と左歯骨に基づき、新属新種が記載されています。
 Zhuchengtyrannus magnus
 属名は"Zucheng"標本産出地、諸城+"tyrannus"ラテン語の王、暴君。
 種小名は、ラテン語で巨大な。その体の大きさ(筆頭記載者Honeは、ブログ
 で体長10m、体重6tと推定)から。

 産地と層準:中国山東省諸城市Zangjiazuang
 上部白亜系Wangshi層群

  Hone et al.(2011)
 A new tyrannosaurine theropod, Zhuchengtyrannus magnus is named based
 on a maxilla and dentary
 Cretaceous Reserch article in press
 doi:10.1016/j.cretres.2011.03.005 アブストラクト
 参考:HoneのブログArchosaurmusings 特徴など分りやすく解説。

T-REXの尾 11.17.10
  ユーレカアラート ディスカバリー
  T-REXの尾はなぜ、あんなに太いのでしょうか。獰猛な顎をもつ頭部とバランスをとる
 ためだったのでしょうか。あの筋肉質の尾には、M. caudofemoralis という大きい筋肉が
 あり、大腿骨の第4転子につながり、大腿骨を後ろに引く役割を持っているのです。
 化石標本の採寸および現生爬虫類の解剖により作られたこの筋肉のデジタル復元に
 よると、多くの非鳥類獣脚類には大きなこの筋肉があり、このグループで基盤的な特徴
 であることを示唆するとしています。大きなこの筋肉は尾椎の横突起の上昇をもたらし、
 尾椎軸下部領域の拡大をもたらしています。T-REXの巨大な筋肉は、その巨体の埋め
 あわせとして進化した可能性があり、また巨大な筋肉が獣脚類に運動能力、走行性、
 旋回能力などをもたらしたそうです。
 W. Scott Persons IV, Philip J. Currie
 The Tail of Tyrannosaurus: Reassessing the Size and Locomotive Importance of
 the M. caudofemoralis in Non-Avian Theropods
 The Anatomical Record
 Article first published online: 12 NOV 2010 DOI: 10.1002/ar.21290 T-REXは共食いをしていた 10.18.10
  ナショナルジオグラフィック(日) 読売新聞 イェール大 
  大型獣脚類の共食いと言えば、マジュンガトルスが思い起こされます。奴らは南半球の
 アベリサウルス科だから。T-REXはそんな野蛮なことはしないと、心ひそかに信じていた
 方もいるのではないでしょうか。
 しかし、T-REXも共食いをしていた証拠が出てきました。イェール大のNicholas R. Longrich
 達による研究です。イェール大ニュースによると、別の研究のため、哺乳類が恐竜の骨をか
 じったあとを探している時に、T-REXの足指の骨などに巨大なかじりあとを発見したものです。
 論文では、カリフォルニア大古生物学博物館所蔵の足指の骨、ロッキー博物館所蔵の足指、
 上腕骨、第三中足骨の標本写真が掲載されています。
 それらについた傷跡をつけられる大型獣脚類は、その時代にはT-REXしかいないことや、
 傷跡の形から、それらの跡はT-REXによりつけられたものであり、彼らはふつうに同族の死
 体を食べていたとしています。コモドオオトカゲやワニも共食いをするので、恐竜が共食いを
 しても何ら不思議なことではないそうです。論文中、議論の中ではゴルゴサウルスやダスプ
 レトサウルスの共食いの可能性につても言及しています。
 Longrich NR, Horner JR, Erickson GM, Currie PJ, 2010
 Cannibalism in Tyrannosaurus rex. PLoS ONE 5(10): e13419.
 doi:10.1371/journal.pone.0013419 論文

 


なぜ人々は、昆虫を食べますか?
ティラノサウルス類の古生物学 9.17.10
  サイエンス9月17日号 ナショナルジオグラフィック(日)
  アメリカ自然史博物館
  レビューです。恐竜の中でもT-REXは色々な面から研究されてきました。ここでは同類の
 系統関係と起源、解剖学、成長、行動、生物地理などについて、現時点で明らかになって
 いることをまとめています。
 アブストラクトでは、同類の起源は中期ジュラ紀だが、末期白亜紀に至るまで小型であり、
 生態的に辺縁にいた。T-REXや他の派生した同類恐竜についての解剖学的・生物力学的・
 組織学的研究により、それらは速く走ることはできず、かみ砕く顎の力をもち、成長曲線は
 加速され、鋭い感覚を持ち、成長過程において顕著な変化を受けている。同類の生物学と
 進化史は、他の恐竜や生物との比較の基盤をもたらすとしています。
 Stephen L. Brusatte, Mark A. Norell, Thomas D. Carr, Gregory M. Erickson, John R. Hutchinson,
 Amy M. Balanoff, Gabe S. Bever, Jonah N. Choiniere, Peter J. Makovicky, Xing Xu
 Tyrannosaur Paleobiology: New Research on Ancient Exemplar Organisms
 Science Vol. 329. no. 5998, pp. 1481 - 1485 DOI: 10.1126/science.1193304
 アブストラクト ゾウのような足取りだったT・レックス 6.30.10
  ナショナルジオグラフィック(日)
  哺乳類動物の神経伝達速度の研究から、その速度には一定の限界があることが、
 わかったそうです。神経信号の基本的な制限速度は体のサイズに関係なく秒速55
 mほどであり、ゾウなどの大型動物は神経信号の速度内で動けばゆっくりとした足取り
 になる。したがってT-REXのような大型恐竜も、神経により伝わる感覚を無視しなけれ
 ば、ゆっくりとした足取りだったということです。
 Heather L. More, John R. Hutchinson, David F. Collins, Douglas J. Weber, Steven K. H. Aung and J. Maxwell Donelan
 Scaling of sensorimotor control in terrestrial mammals
 Proc. R. Soc. B published online 30 June 2010 doi: 10.1098/rspb.2010.0898
 アブストラクト 南半球から初のティラノサウルス上科 3.26.10
  毎日 ケンブリッジ大
  豪ビクトリア州、前期白亜紀、Dinosaur Cove から産出したティラノサウルス上科の
 恥骨を26日のサイエンスに短報で掲載しています。
 長さ30cmのものですが、派生したティラノサウルス上科の特徴を備えています。
 これは初めて南半球から産出したティラノサウルス類化石になります。この発見により、
 北半球に限定していたと思われていたティラノサウルス類の分布が、約1億1千万年
 前には汎世界的なものになっていたことが伺われます。
 ケンブリッジ大ニュースによると、推定される恐竜の体長は約3m、体重は80kgだそうで
 す。
 Roger B. J. Benson, Paul M. Barrett, Tom H. Rich, Pat Vickers-Rich
 A Southern Tyrant Reptile
 Science 26 March 2010: Vol. 327. no. 5973, p. 1613 DOI: 10.1126/science.1187456
 参考:Dinosaur Dreaming

 

米、ニューメキシコ州産出の新しいティラノサウルス上科 2.05.10 T-REX:恐ろしき十代 11.09.09
  ノーザンイリノイ大  ディスカバリー テレグラフ  時事
 Janeといえば、この夏、幕張の恐竜展でもその骨格が展示されたので、記憶している
 方も多いと思います。カタログにも「顎の上下や眼の後ろにかまれたけがの治癒痕が
 あり、同種間の闘争によるものと考えられる」と説明されています。
 この傷は、同じくらいの大きさの個体によってつけられたものだそうです。若いティラノ
 サウルス科恐竜は、互いに争う習性があったようです。成体になってから、縄張りや
 繁殖相手をめぐる争いをする練習だったのでしょうか。
 JOSEPH E. PETERSON, MICHAEL D. HENDERSON, REED P. SCHERER, and CHRISTOPHER P. VITTORE
 FACE BITING ON A JUVENILE TYRANNOSAURID AND BEHAVIORAL IMPLICATIONS
 Palaios, Nov 2009; 24: 780 - 784. DOI: 10.2110/palo.2009.p09-056r アブストラクト ティラノサウルス科恐竜相互関係の比較評価 10.08.09
  わたしにはよくわからないので、興味のある方は読んで教えてください。
  Paul C. Sereno and Stephen L. Brusatte
  Comparative Assessment of tyrannosaurid interrelationships
  Journal of Systematic Palaeontology, First View article
  doi:10.1017/S1477201909990034 アブストラクト

最近の論文から 11.16.09
  ティラノサウルス科恐竜相互関係の比較評価
  同科内に Albertosaurus および GorgosaurusDaspletosaurus, Tarbosaurus
  およびTyrannosaurus の2つのサブクレードがあるが、形質データのとりようやス
  コアのとり方で結果に違いが出てくる・・・私にはアブスト読んでもよくわかりません。
  Paul C. Sereno and Stephen L. Brusatte (2009)
  Comparative Assessment of tyrannosaurid interrelationships
  Journal of Systematic Palaeontology. doi:10.1017/S1477201909990034.
  アブストラクト
 

<中国暴竜>ティラノサウルス類の起源は東アジア、北米から移住説覆す
 ―地質科学院 10.07.09
  レコードチャイナ
  パンテオンでは中国暴竜について、9月14日付で紹介しています。中国地質科学
 院は、これが北米のティラノサウルス類の直系の祖先で、ティラノサウルス類は中国
 起源であると発表したそうです。 アリオラムスの正体判明。 10.06.09
  ユーレカアラート ライブサイエンス ナショナルジオグラフィック(日)
  Alioramus は後期白亜紀のモンゴルに生息していたティラノサウルス科恐竜で、
 これまで、頭骨の主要な部分と中足骨によりAlioramus remotus が記載され、これ
 がホロタイプになっています。

 今回、同属の新種 Alioramus altai が記載されました。
 記載された標本は、2001年にアメリカ自然史博物館のチームにより発掘されたもの
 で、殆ど完全な頭骨とそれ以外の骨格からなります。体重は369kgと推定されている
 ので、タルボサウルスよりかなり小型であることがわかります。年齢は9歳で成体の
 85%の大きさだそうです。

 他のティラノサウルス類と比べ、かなり変わった特徴があります。歯は細く、頭骨の
 筋肉付着部は小さく貧弱。吻部は細長く、その上には長さ約13cmに及ぶ8個の角が
 並んでいる。一方、CTスキャンによると、気嚢の発達、嗅球の膨大、縮小した内耳
 など、他のティラノサウルス類に見られる特徴も有しています。

 白亜紀末にタルボサウルスと同時期にこの恐竜が生息していたことは、例えれば、
 現代のアフリカにライオンとチーターが共に生息しているようなものだったのでしょう。
 Stephen L. Brusatte, Thomas D. Carr, Gregory M. Erickson, Gabe S. Bever and Mark A. Norell 2009.
 A long-snouted, multihorned tyrannosaurid from the Late Cretaceous of Mongolia
 PNAS doi: 10.1073/pnas.0906911106 アブストラクト


どのように蛾を殺すのか
無敵のT・レックスは寄生虫に負けた? 9.30.09
  ナショナルジオグラフィック(日) ウィスコンシン大ニュース ユーレカアラート
  AFPBB
  シカゴフィールド博物館のT-REX、SUEは、いろいろな意味で話題になった恐竜
 ですが、今度はその死因に新説が出ました。
 T-REXや他のティラノサウルス科恐竜にしばしば穴が開いているものが見られま
 すが、これまで、それは放射菌症あるいは他のT-REXに噛まれた跡と解釈されて
 いました。
 ウィスコンシン大のWolffらは、従来の解釈が正しいかどうか、いくつものティラノサ
 ウルス科標本を調べ、開いた穴の計測や撮影をし、相互に比較しました。また、
 主竜類についても調査をしています。その結果、穴はトリコモナス原虫と呼ばれる
 寄生虫が現生の猛禽類の顎に引き起こす穴に非常に似通っていることが明らか
 になりました。現生ではトリコモナス原虫はハトに寄生していますが、ハトには症
 状を起こさず、それを食べた猛禽類に症状を起こすようです。

 Wolffらは、この穴について、非鳥獣脚類における伝染病の進化的起源を示すと
 しているとともに、トリコモナス原虫の感染はティラノサウルス科に蔓延していて、
 その原因は、原虫に感染した獲物を食べたり、あるいは感染した同類の共食いも
 あったかもしれないとしています。

 彼らによると、SUEやMOR 980の死因については、この原虫に侵され、重症の炎
 症などにより、餌をとれなくなり、餓死したことが強く示唆されるとしています。
 Ewan D. S. Wolff, Steven W. Salisbury, John R. Horner, David J. Varricchio 2009.
 Common Avian Infection Plagued the Tyrant Dinosaurs
 PLoS ONE 4(9): e7288. doi:10.1371/journal.pone.0007288 論文
 参考:Birds and Trichomonas gallinae

ティラノサウルス科恐竜歯骨に埋まっていた同類の歯 9.23.09
  カナダ、アルバータ州 Dinosaur Park 層から産出したティラノサウルス科恐竜の歯
 骨に、同類の歯が埋まっていたそうです。歯が埋まるに至った事情が、歯骨の持主
 の死後か生前かで、推定される状況は異なってきます。
 死後だった場合、同類によるスカベンジングとなるでしょう。一方、生きていた時なら
 ば、闘争による等の可能性があるでしょう。
 PHIL R. BELL AND PHILIP J. CURRIE
  A tyrannosaur jaw bitten by a confamilial: scavenging or fatal agonism?
 Lethaia DOI:10.1111/j.1502-3931.2009.00195.x アブストラクト
 ディスカバリー PHYSORG アルバータ大ニュース

ティラノサウルス科の骨格デザインは小型体格時に最初に進化した 9.18.09
  Paul C. Sereno, Lin Tan, Stephen L. Brusatte, Henry J. Kriegstein, Xijin Zhao, and Karen Cloward
  Tyrannosaurid Skeletal Design First Evolved at Small Body Size
  Science DOI: 10.1126/science.1177428 アブストラクト
  T-REXに見られる主要な機能的特殊化ー比較的大型な頭骨、門歯型の前上顎歯、
 増大した顎の筋肉、退縮した前肢、走向型後肢ーは、今回記載する小型ティラノサウ
 ルス上科恐竜に既に存在するとしています。その特徴をもった恐竜が後期白亜紀に
 100倍に巨大化し、中生代で最も支配的な巨大捕食者の放散を引き起こしたとしてい
 ます。
 Raptorex kriegsteini 新属新種
 属名:raptor ギリシャ語で簒奪者、rex ギリシャ語で王
 種小名:標本を研究のために確保したRoman Kriegstein に献名
 産地:およそ北緯41度20分、東経119度20分、内蒙古自治区と遼寧省の境界付近
 層準:義県層陸家屯単層
 亜成体または若い成体で、体長は3mを超えない
 系統上、ティラノサウルス上科の中でも最もティラノサウルス科に近い位置づけにし
 ています。
 ユーレカアラート シカゴ大ニュース 毎日新聞 ナショナルジオグラフィック(日)

中国、1億2千5百万年前のティラノサウルス類、記載 9.17.09
  科学網図版あり
  中国内蒙古自治区から非合法?に発掘され、Henry Kriegstein というコレクター私蔵
 の、1億2千5百万年前のティラノサウルス類について、Paul Sereno と趙喜進による記
 載論文が17日のサイエンス電子版に掲載されるそうです。
 Raptorex と命名されるそうです。既に後代のティラノサウルスの特徴を備えていて、
 体に対し大きい頭部、小さい前肢、肥大した嗅球などがあるそうです。
 
中国遼寧省から1億2千万年前のティラノサウルス類化石 9.14.09
  新華社(写真あり)  東北新聞網 中日新聞 CCTV You Tube 百度百科
  遼寧省朝陽市喀喇沁左翼蒙古族自治県大城子鎮小城子村で産出したもので、中国
 地質科学院の季強、姫書安、らが発掘にかかわっています。頭骨の1/3、2個の不完
 全な腸骨、1個の末節骨、2個の椎骨などが発見されています。推定体長は10m前後と
 考えられています。中国名を喀左中国暴竜というそうです。

 遼寧省の前期白亜紀のティラノサウルス類といえば、Dilong ディロンが思い浮かべられ
 ます。今回発見された化石との類縁関係はどんなものなんでしょう。
 また、報道された推定体長が正しければ、当時の遼寧省では最大級の捕食動物になり
 ます。今後の研究が楽しみです。
 なお、報道ではティラノサウルスと表記されていますが、ティラノサウルス属と受け取る
 べきではないでしょう。
 
丹波でティラノサウルス類前顎歯 6.23.09
  20日付 神戸新聞 朝日新聞 産経新聞
  兵庫県立人と自然の博物館の発表。第3次調査で発掘された化石の
 中から、これまで国内で発見されたティラノサウルス類の前顎歯としては
 最大の前顎歯が発見されました。恐らくD型の断面などの特徴があったの
 でしょう。発見された歯は2本で、長さ18mm幅6mmと長さ8mm幅5mmです。
 推定体長5mといいます。日本古生物学会年会で詳細は発表されます。
 
中国甘粛省から2種の獣脚類記載 4.23.09
  ユーレカアラート
  中国甘粛省嘉峪関市近くのゴビ砂漠、前期白亜紀(アプティアン〜アルビアン)新民堡層群
 から産出した2種の獣脚類が記載されています。

 1つは、Xiongguanlong baimoensis
 属名は"Xiong guan" 中国語で"雄関"険しい関所を指し、万里の長城最西部にある嘉峪関
 にちなんだもの+"long" 中国語で"竜"。
 種小名は"bai mo" 中国語で"白魔" 白魔城として知られるフィールドのドラマチックな地形
 にちなんで産出地を表します。

 この恐竜はティラノサウルス上科の進化の中で、初期の祖先と後期のT-REXなどの間をつ
 なぐ、ミッシングリンクの位置にあるそうです。腰までの高さ1.5m、推定体重270kgという、中
 型のハンター。細長い吻部が特徴的ですが、一方、短く幅広い頭蓋ほか、T-REXにつながる
 特徴をすでに備えているそうです。
 Daqing Li, Mark A. Norell, Ke-Qin Gao, Nathan D. Smith and Peter J. Makovicky
 A longirostrine tyrannosauroid from the Early Cretaceous of China
 Proceedings B doi: 10.1098/rspb.2009.0249 アブストラクト

 2つ目は、Beishanlong grandis
 属名は"Beishan" 中国語で"北山"+"竜" 馬?山地区で発見されたためのようです。
 種小名は体型が十分巨大なことから。
 同じフィールドから産出したオルニトミモサウルス類です。
 この仲間としては巨大で、推定体重626kg。しかも成体ではなかった(推定14歳)そうです。
 系統的にはHarpymimus とともにShenzhousaurus より派生し、Garudimimus 及びオルニト
 ミムス科からなるクレードと姉妹群をなすそうです。
 Peter J. Makovicky, Daqing Li, Ke-Qin Gao, Matthew Lewin, Gregory M. Erickson and Mark A. Norell
 A giant ornithomimosaur from the Early Cretaceous of China
 Proceedings B doi: 10.1098/rspb.2009.0236 アブストラクト


stegasaurousは何ですか
ティラノサウルス科恐竜の肋骨関節にある靭帯痕 3.22.09
  Tatsuya Hirasawa(平沢達矢)
  The ligamental scar in the costovertebral articulation of the tyrannosaurid
   dinosaurs
  Acta Palaeontologica Polonica 54 (1), 2009: 49-59 アブストラクト T-REXプロテインの期限に疑問が 2.28.09
  ネイチャーニュース
  T-REXの大たい骨から採取したコラーゲンが鳥類と近いものとする研究に複数
 の疑問が寄せられています。鳥類のコラーゲンが試料に混入したのでしょうか。 ティラノサウルスが狩り? 化石で「鋭い嗅覚」裏付け 10.29.08
  47ニュース ユーレカアラート ロイター タイムス Royal Society
  ネイチャーニュース
  北大総合博物館の小林快次助教とカナダの研究チームがT-REX頭骨をCTスキャン。
 嗅球の大きさの比率を他の獣脚類と比較したところ、その比率が大きかったことが判っ
 たそうです。
 そのため、嗅覚が鋭かったとしています。それは屍肉を探すためではなく、夜間に獲物
 を襲ったり、広いテリトリーで次の獲物を探すためかもしれないということです。
 Proceedings of the Royal Society B に掲載されています。

 Darla K. Zelenitsky, Francois Therrien, Yoshitsugu Kobayashi
 Olfactory acuity in theropods: palaeobiological and evolutionary implications
 DOI:10.1098/rspb.2008.1075
 
 

Burpee博物館、T-REX幼体発掘 8.22.08
  www.wrex.com
  同博物館のT-REX幼体といえば、Jane が有名です。が、モンタナ州ヘルクリーク
 から、もう1体T-REX幼体を発掘し、それはJaneより少し成体に近いそうです。
 DinosaurMLに同博物館のScott Williams が出したメールによると、頭部から後ろの
 骨を発掘したもので保存状態は良好だそうです。
 右大腿骨、右脛骨の一部、右腓骨、8個の趾骨、末節骨、距骨、4本以上の肋骨、
 腹肋骨、左肩甲烏口骨、右上腕骨、尺骨の一部と思われるもの、中手骨の一部と
 思われるもの、3個の非常に大きい前肢の指(これについてはいろいろ意見がある
 そうです) ポーランドでティラノサウルス類の祖先 8.04.08
  ポーランド語はわからないので、探すのに苦労しました。ナショナルジオグラフィックの
 ポーランド語版8月号にそのレポートが掲載されています。また、プレスリリースがありま
 す。PDFファイル

 プレスリリースにある系統図を見る限り、T-REXの祖先というよりは最古のテタヌラ類なの
 かもしれません。歯に特徴でもあったのでしょうか。それにしても2億年前後期三畳紀で
 発見されたことはすごいニュースです。
 
 一方、同じサイトで、いわゆる哺乳類型爬虫類のディキノドン類も発見されています。
 これは、ディキノドン類の発見としては最も新しい年代になるかと思われます。

 2006-2007年に発掘され、少なくとも2個体からなる標本だそうです。不完全な頭骨、肢
 骨、椎骨などが発見されているようです。英語の報道を見ると、体長5m、歯の長さは7cm
 となっています。
 Telegraph Gazeta(ポーランド語ですが、骨格図があり、クリックすると拡大されます)
 発表者の一人、Tomasz Sulej

T-REX化石中の軟組織はバクテリアの浮きかすか? 7.31.08
  ニューサイエンティスト ワシントン大ニュース
  シュワイツァーらが、ロッキー博物館所蔵のT-REX大腿骨から血管組織を取り出
 したとサイエンスに発表したのは2005年のことでした。
 これに対し、Tom Kaye は、軟組織ではなく、骨内部に巣くったバクテリアの浮きか
 すだとしています。卑近な例では歯垢のような状態のもので、はがれたものが偽の
 血管や骨細胞になったとしています。
 これに対しシュワイツァーらは、その後取り出したコラーゲンが鳥類のものに近かっ
 たりしたことはどう説明するのかと反論しているようです。
 軟組織やコラーゲンが残る場合もあるでしょう。しかしバクテリアなどの侵入による
 可能性も否定しきれない気がします。
 Thomas G. Kaye, Gary Gaugler, Zbigniew Sawlowicz 2008.
 Dinosaurian Soft Tissues Interpreted as Bacterial Biofilms
 PLoS-ONE 論文ダウンロードできます

 

世界で初めて発見! タルボサウルス幼体全身骨格化石 7.24.08
  林原プレスリリース
  プレスリリースにあるように、いろいろな研究が進むだろうと、楽しみです。 ティラノサウルス科の頚部筋組織の機能形態学 12.10.07
  ERIC SNIVELY, ANTHONY P. RUSSELL fls (2007)
  Functional morphology of neck musculature in the Tyrannosauridae (Dinosauria,
  Theropoda) as determined via a hierarchical inferential approach
  Zoological Journal of the Linnean Society 151 (4), 759?808.
  doi:10.1111/j.1096-3642.2007.00334.x

 

T-REXの3本目の指発見 10.18.07
  ディスカバリー
  発見されたのはディかバリーによると右中手骨だそうですが、米地質学会で10月28日に
 Fort Peck Paleontology, Inc.のElizibeth Quinlanが発表する要旨では両手となっています。
 モンタナ州北東部のヘルクリーク層で発見されたT-REXです。
 第3指は中手骨を癒合してわずかに曲がった状態だそうです。筋肉や腱のついた痕跡も含
 め、その前肢はパワフルで、獲物を押さえたり、運んだりするのに役立ったろうということで
 す。
 他のGSAプログラムはこちらから例えばdinosaurで検索すると47件ヒットします。 Functional variation of neck muscles and their relation to feeding style in Tyrannosauridae and
  other large theropod dinosaurs 8.03.07
 Eric Snively, Anthony P. Russell
 The Anatomical Record 2007 Aug;290(8):934-57
 ティラノサウルス科および他の大型獣脚類の頚部筋肉を復元し、そこから食性を推定しています。
 頚部筋肉の形態からティラノサウルス科では獲物に噛み付いて引っ張り、力強く振り回す食性と一
 致するそうです。

  

癒合した鼻骨はT-REXが獲物を切断する助けになった 5.20.07
  ユーレカラート MSNBC
  アルバータ大のEric Snivelyらの研究。彼らはいくつものティラノサウルス科と非ティラノサウ
 ルス科の頭骨と歯を比較しました。CTスキャンを用いて歯の曲げの強度と鼻骨及び頭頭の強
 度を調査したのです。ティラノサウルス科は他の獣脚類と異なり、歯や頭骨は頑丈で、付着領
 域は広がり、顎筋肉は膨大し、その結果骨の内部深くまで噛み付く能力を持っています。
 彼らは、癒合した鼻骨は癒合しない他のカルノサウルス類の鼻骨より強度が高いことを発見し
 ました。中位のT-REX頭骨は、それより1.5倍大きいCarcharadontosaurus saharicus より強度
 が高いそうです。クビの力も強く、高さ45度までクビを上げ、体重50kgの人を数メートル投げ上
 げることもできるそうです。
 Acta Palaeontologica Polonicaに論文掲載されるそうです。 「恐竜と鳥は近縁」新たな証拠発見、アミノ酸配列が類似 4.13.07
  読売新聞
  6,800万年前のT-REX(MOR 1125)大腿骨中に保存されたコラーゲンのアミノ酸配列が
 鳥に良く似ていることがわかりました。
 シュヴァイツアー、ホーナーらの研究。 13日付サイエンスに掲載されます。

 モンタナ州立大ニュース 
 ノースカロライナ州立大ニュース
 サイエンスフライデイ
 NSFニュース
 ナショナルジオグラフィック ニューサイエンティスト
 


米モンタナ州上部白亜系産出の大型ティラノサウルス類 2.28.07
  Urban, M.A., and Lamanna, M.C. 2007.
  Evidence of a giant tyrannosaurid (Dinosauria: Theropoda) from the Upper Cretaceous
  (?Campanian) of Montana.
  Annals of the Carnegie Museum 75(4):231-235.
  モンタナ州Fergus郡のジュディスリバー層から産出した、これまでは大型ワニ類である
 Deinosuchus rugosus 完模式標本に関連する涙骨とされたものが、ティラノサウルス科のものと
 判ったものです。その大きさは白亜紀末のTyrannosaurus に匹敵するそうです。
 北米で発見された最古のTyrannosaurus サイズのティラノサウルス科であるとともに、恐らく、
 Tyrannosaurus 属の最古の例でないかとしています。 韓国中心の国際チーム、モンゴルでタルボサウルス発掘 12.21.06
  The Hankyoreh
  韓国京畿道ファソン(華城)市とKorea Institute of Geoscience and Mineral Resources,の
 研究者、 Lee Yung-nam らのチームは、17日、8kgのタルボサウルス化石を発掘したと発表
 したそうです。8kgの意味がよくわかりませんが、完全な骨格ということです。また、胃石も発
 見されているそうです。
 ファソン市は今後5年間で2.5億ウォンを発掘費用に支出するそうです。韓国における恐竜研
 究の中心となることを目指しているようです。 モンタナ州産のT-REX化石から発見された軟組織について Mary Schweitzer 講演 10.07.06
  Billings Gazette
  10月5日、 Ideas Montana Medicine という会合のセッションDINOSAURS: PAST, PRESENT & FUTURE
 で講演したものです。
 2005年3月、モンタナ州 Jordan 近郊で発見されたT-REXの後肢骨にあった軟組織、血球及び細胞と
 見えるものについてです。 ティラノサウルス類の生命表 7.14.06
  Tyrannosaur Life Tables: An Example of Nonavian Dinosaur Population Biology
  Gregory M. Erickson, Philip J. Currie, Brian D. Inouye, Alice A. Winn
  サイエンス7月14日 Vol313 pp. 213-217.

  幼体のうちは死亡率は低いですが、10歳を過ぎると過酷な運命にさらされるようです。20代後半まで生き延
 びるのは、2%に過ぎないそうです。
  フロリダ大ニュース アルバータ大ニュース ニューサイエンティスト NFSニュース ライブサイエンス
  東京新聞恐竜にも「中年の危機」?  ティラノサウルス骨で推定

Animations Reveal How Dinosaurs Might Have Walked 3.16.06
  ライブサイエンス
  T-REXがどのように歩いたか、
  ネイチャーのSupplementary informationでアニメーションを見ることが出来ます。
  Supplementary movie 1 Supplementary movie 2
  Dinosaur Locomotion: Beyond the Bones ロンドン大サイト 必見! 冠をもつ最古のティラノサウルス類 2.9.06
  ネイチャー2月9日号
  A basal tyrannosauroid dinosaur from the Late Jurassic of China.
  Nature 439: pp.715-718
 Xing Xu(徐星), James M. Clark, Catherine A. Forster, Mark A. Norell, Gregory M.
 Erickson, David A. Eberth, Chengkai Jia and Qi Zhao.

 中国新疆ウイグル自治区、約1億6千万年前の地層で発掘された2体の化石に基づい
 て記載されたそうです。1体は7歳で成長が終わり12歳で死に、もう1体は6歳だったそ
 うです。体長約3mとされています。
 Guanlong wucaii 五彩冠竜 報道では五色の地層という説明になっています。論文を
 まだ見ていないのですが、地名の五彩湾(写真)かもしれませんね。

 属名のもととなった特徴として、鼻骨上に冠状のとさかがあります。性的アピールや種
 の確認のためだったろうとのこと。体は羽毛で覆われていたとされています。

 朝日 読売 毎日
 CNN BBC ネイチャーニュース ニューサイエンティスト ナショナルジオグラフィック
 ジョージワシントン大ニュース Clark's PowerPoint Presentation必見!
 フロリダ大ニュース
 参考:James M. Clark 新疆の恐竜発掘
 ナショナルサイエンスファウンデーションニュース(大サイズイラストあり)

しくじったティラノサウルス、襲った獲物生き延びる 8.18.05 最も獰猛な恐竜にも泣き所が 6.22.05
  The Australian
  クイーンズランド州ケアンズで26日から開催される
  Wildlife Disease Associationの international conferenceで発表さ
 れることのニュースです。
 モンタナ州立大のEwan Wolffによれば、ティラノサウルス科の顎の
 標本56を調べたところ、その30%に異常が見つかったそうです。
 ワニなどでは1%程度なので非常に高率といえます。
 Wolffによれば、その原因はビタミンDやカルシウムが不足する、貧
 弱な食性でないかということです。 T-REXと走鳥類における性別を特定する繁殖組織 6.03.05

  

T-REX大腿骨から血管とみられる組織採取 3.25.05
  Soft-Tissue Vessels and Cellular Preservation in Tyrannosaurus rex
  Mary H. Schweitzer, Jennifer L. Wittmeyer, John R. Horner, Jan K. Toporski
  サイエンス3月25日号 25 MARCH 2005 VOL 307 pp.1952-1955
  10.1126/science.1108397

  ロッキー博物館の標本1125の大腿骨から微小構造を含む血管組織を取り出し
 たようです。組織は繊維質、柔軟性、弾性があり、中に細胞とみられる構造もあ
 るようです。
  朝日新聞 毎日新聞 
  ニューサイエンティスト ノースカロライナ州立大ニュース ユーレカラート
  ネイチャーニュース サイエンス

中国産の基盤的ティラノサウルス類およびティラノサウルス類における
  原羽毛の証拠 10.07.04
 
T-REXの年齢と成長 8.19.04
  Age and growth dynamics of Tyrannosaurus rex
  John R. Horner and Kevin Padian
  Proceedings: Biological Sciences FirstCite

 

T-REXは若いときに急成長 8.12.04
 
モンタナで新たなT-REX発掘 5.18.04

  


Tyrannosaurus en pointe:相対成長は大型肉食恐竜の回転慣性を
  最小限にした 2.22.04 ポルトガル上部ジュラ系産出のティラノサウルス上科恐竜 10.13.03
 アジアと北アメリカ産の大型獣脚類:Tarbosaurus bataar
 Tyrannosaurus rex
 頭蓋の比較 7.03.03
カナダ、アルバータ白亜紀後期産ティラノサウルス科恐竜の頭蓋
 構造 7.03.03
ティラノサウルス科恐竜の頭蓋構造と進化 7.03.03
ティラノサウルス科のアークトメタタルサルの機能の運動学的モデル
  12.17.02
米モンタナ州で2体のT-REXとトリケラトプス発見 8.21.02
Burpee自然史博物館にナノティラヌス到着 8.08.02
Tyrannosaurus rex  の骨盤および後肢の筋組織 6.25.02
  ティラノサウルスは速く走れなかった  2.28.02
Shanshanosaurus huoyanshanensis についての新情報 11.22.01
  米カンザス州の兄弟が発見したT-REX皮膚印象化石 10.19.01
  Sue の病理学について 10.12.01
モンタナで発見されたB-REXは新しい知見をもたらす 8.27.01
  米ワイオミング州でT-REX化石発掘。皮膚印象は?7.23.01
英ワイト島から1億2千万年前のティラノサウルス類 5.10.01
スーはそんなに早く走れなかった5.17.01
ティラノサウルス類から発見された消化管内容物4.02.01
  T-REXはハンターかスカベンジャー(腐肉食者)か?2.7.01
Valley of the T-REX 10.15.00 
モンタナで発見されたT-REXについて10.12.00
T-REXの名前がなくなる?6.13.00
The Fight Over Sue 5.29.00
'Sue' Skeleton Adds Weight to Bird Theory 5.19.00
化石からT-REXの食性や習性を明らかに 5.16.00
サイアス3月号"進化の謎に迫る1本の歯 国産初のティラノサウ
  ルス"2.4.00
ほとんど完全なT-REX幼体化石発見12.1.99
アジアにおけるティラノサウルス科の初期進化について11.29.99
ディスカバリーオンラインニュース10.27.99
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